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内視鏡の話

 内視鏡はどうやって操作するのだろう。先が上下左右と折れ曲がり,時には振り向いたりもする。押し込んだり引いたりするだけではなくて,曲がり道も大丈夫だ。

 すばらしい機能を持っているが・・・受ける方は苦痛である。

 と,思っていたからか,今日の内視鏡(胃カメラ)はあまり苦痛ではなかった。操作している医師が声をかけてくれたことが大きいような気がする。
「今から,胃が下へ引っ張られるような感じになりますよ・・」
「はい,もう大丈夫です。終わりました。」
「はい,今から十二指腸を見ます」
こんな感じで,話しかけてくれる。おかげで,自分でももう少しがんばれば終わるという意識を持ち,苦痛を意識しないことができた。
 胃でも大腸でも内視鏡がおなかの中でごそごそ動くとき,今どうなっているのか,次どうなるのか,いつまで続くのか分からないのが恐怖と苦痛を倍加させていることを改めて感じた。

次にどうなるのか・・見通しが立てられることが安心感につながる。

大人も,子どもも同じじゃないかな?

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